睡眠呼吸障害センター

閉塞型睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS)は 睡眠中に上気道の抵抗が増大し、無呼吸・低呼吸・いびきをきたし、睡眠が障害され、 種々の合併症(循環器疾患、昼間の眠気など)をきたす病態です。

閉塞型睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS)の病態は、入眠によって上気道の筋緊張が低下し呼吸活動が不安定化することに起因します。
この結果、上気道抵抗が増大し、いびきをきたします。
上気道が狭くなることにより呼吸が止まったり(無呼吸)呼吸が浅くなり(低呼吸)、血液中の酸素濃度が低下します(低酸素血症)。
低酸素血症により覚醒反応(見かけは眠っていますが、脳波上は覚醒している)を起こし、気道が開大し睡眠が再開します。
このような病態を夜間の睡眠中に繰り返しています。このような病態により身体に影響を与え(心筋梗塞、不整脈、高血圧など)、精神・認知活動に影響を与え(昼間の眠気、うつ病など)ます。

閉塞型睡眠時無呼吸症候群の治療のゴール

閉塞型睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS)の治療のゴールは閉塞部位を改善させ、睡眠中の生理的呼吸を確保し、睡眠を正常化させ、合併症(心筋梗塞、不整脈、高血圧、昼間の眠気、うつ病など)を予防・治療することにあります。

閉塞型睡眠時無呼吸症候群の治療のゴール
トピックス 大分嚥下音声言語研究会 大分県睡眠呼吸障害研究会